USB温度計 TEMPer を使ってみた

昨日から突然25度を越えて夏日になってきた。会社のサーバー室にはエアコンもあるのだが設置したときから調節がうまくなくて温度が安定しない。故障したら一畳強の部屋はサーバー3台の熱で大変なことになる。一昨年も高温で自動停止してしまったこともあった。
というわけで、まずはエアコンが壊れて温度が上がってきたら、通報できるような仕組みをお安く作ろうと思ってTEMPerなる商品を買ってみた。

TEMPer

見るからに中国製だ。大丈夫かな。Amazonのレビューを見ると、ゴミ箱行き寸前のところ、ウェブサイトからアップデートされたソフトをダウンロードして使えたという書き込みがあったが、それらはv10.xxといった感じ。でも届いた8cmCDに入っていたのは、「TEMPer v24.4.4」であった。さらにPCsensor.comのサイトにはv24.5のバージョンがあったのでダウンロードした。
ホントはサーバーで動かしたかったのが、WindowsServer2008R2ではデバイスは認識してもソフトが動かなかった。いろいろ手を加えれば動きそうな気がしたが、なんせサーバーなのでやめるのが無難。普通のWindows7Proにはすんなりインストールできた。

TEMPer_01

認識するとさっそく温度が表示された。この製品の品質からすると少数以下2桁目はいらないね。でもログはちゃんと取れている。違う温度計を近くに置いてみたが、差は1℃以内なので使えそうな感じ。温度はどんどん更新しているようだが実際には2分とか5分間隔で充分なので変更してみた。メニューのTool→Optionで開く画面で変更できたが、SAVEボタンを押したにもかかわらず、一度閉じると設定が無視されてしまうみたい。これはバグでしょ。
同じく、Alarm Settingsにてお知らせする温度を35度にしてみた。

TEMPer_02

部屋の温度が35度ならば機械の中はせいぜい50度くらいだろう。このあたりで実験。それにしても、LanguageのところでEnglishを選んでいるにもかかわらず、この画面のタイトルは中国語だ。なんと書いてあるのかすら想像も出来ない。特に最初の文字はなんだろね・・・「送」かな?

TEMPer_03

そしてメニューからEmailを選んでこちらの画面。こっちはちゃんとEmailって画面だ。さっきの画面もOptionsになるべきだよね。で、まず送受信のアドレスやパスワードをセットして、次にsend intervalを10分にし、最後にsend modeをwhen alarmにした。これでよいハズ。
しばらくUSBを手で握っていると温度は体温近くまでどんどん上がり、35度を超えた。
なんと、メールが来た(当たり前か?) 一応、狙った仕組みは完成。
実際はメールが来たら、会社に来てエアコンの調子を見るとかサーバー止めるとかだが、旅行とかで来れなくてもパソコンさえ持っていれば、VPNで各サーバーにログインして次々とシャットダウンすれば、それ以上の発熱は防げるしハードディスクにもやさしい。
まあ、今回はこんなところでレポート終わります。
もっとちゃんとした製品を諭吉お一人様以内で日本のメーカーが作ってくれないかなぁ。

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