AKGヘッドホンのリケーブル

長いこと使っていたKOSSのPortaProを壊してしまい、AKGのK702 を使い始めました。
K702は繊細に伸びる高音により今まで気がつかなかった空間がありますが、低域は応答スピードが速いせいか、非常に締まった感じがあります。Amazonの評価でも「低音が出ない」と言うものを見かけましたが、出ていないのではなく素早く収束しているせいで、そう感じるのではないでしょうか。
それでも30~40時間ほどエージングしたところ、随分と低音も伸びるようになりました。
付属のケーブルが3mと長いので、私の使用環境ではちょっと取り回しが悪いようです。
リケーブルできる機種でもありますので、一度トライしてみることにしました。
手持ちのK240 と、K702はどちらも同じコネクタなので共用できそうです。
まずは材料を購入。リケーブルではココしかないくらい有名なオヤイデ電気さんの自作用切り売りケーブルから、
「 102SSC リッツ線 HPC-28-2U V2 ツイスト」と、
HPC-23TN V2 ヘッドホン用 102SSC 平行ケーブル」を2mずつ、
ノイズリダクションPETチューブ 3.175mm(1/8インチ) ブラック」を5m購入。
コネクターは、
ミニXLR 3pin(メス)」と「AS-206C 金メッキ (STEREOフォンプラグ)
を購入しました。

まずはコネクタをバラして、構造を理解しておきます。

ノイズリダクションPETチューブの先を少しほぐして広くしました。 
ケーブルを突っ込んでみると、意外にも引っ掛かって通しにくいので、ケーブルの先端を
熱収縮チューブで細めにまとめて、

尺取り虫みたいにモゴモゴと通しました。各2mで作りました、PETチューブは2m以上必要です。

次はコネクタ付け。無駄なスペースがない分、短い距離でのハンダ付けが腕の見せ所。
特にツイスト線の方は4本ありますから、結線を間違わないようにテスターで確認しながらの作業です。このリッツ線は半田ごてで被服を熱する事で被服を溶かして結線が出来るようになります。コネクタとケーブルだけでICとかないのでなのでコテ温度は高めの方が作業しやすいですね。


おおーっとお。ミニXLR側の写真を忘れていた(;゚ロ゚)

抜けないようにしっかり留めて出来上がり。ミニXLRの方もPETチューブが外れないように小さい結束バンドで締めました。
HPC-23TN の方は太めのしっかりした音、HPC-28-2Uの方は高温できれいな繊細な音のように感じました。
なにより、好きな長さに出来たことで周囲がスッキリしました。

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